ペットロス②
元太がいないことの寂しさや悲しみは日が経つにつれどんどん増えていきました。
それに伴いワタシの心の中にポッカリと開いた穴もどんどん大きくなっていきました。
そしてワタシは自分の心をなんとか保つために、友人から貰った柴犬のヌイグルミを毎日傍に置いていました。
ヌイグルミの首には元太が付けていた首輪をそのまま付け替えて、朝お店に行く時も夜寝る時もいつもヌイグルミと一緒でした。
当時、笑うことができなくなっていたワタシはこのヌイグルミがなければどうなっていたことかと今でも思います。
元太のことを思い出しては泣いてばかりいたワタシはペットロスの深い深い悲しみからずっと抜け出せずにいました。
そしてワタシは何のためにペットロス療法士と言う資格を取得したのかと何度も何度も自問自答しては情けない自分を責めていました。
元太が身をもって教えてくれた事とは言え、自分自身が実際ペットロスに陥ると資格なんぞ何の役にも立たないものだと思い知らされました。
そしてこれはワタシ個人の見解ですが、人と我が子(ペット)との死別の悲しみは違うところにあるのではないかとなんとなく感じています。
0コメント